急速なスマートフォン普及

 2011年初頭から急速な普及がはじまったスマートフォンですが、NTTドコモは、同年11月に従来からのフィーチャーフォンの上位機種を廃止し、以降に発売する製品の半数以上をスマートフォンに全面切り替えすると発表したことを皮切りに、急速に普及しました。

 総務省「通信利用動向調査」によると、2017年のスマートフォンの世帯保有率(所有している世帯数の割合)は75%を超え、パソコンや固定電話を超えました。それに伴いインターネット利用端末の種類においてもモバイルがパソコンを利用時間において大きく上回るようになりました。 

図 スマートフォンの世帯保有状況 

【出典】総務省「平成29 年通信利用動向調査(世帯編)」

図 主な機器によるインターネット利用時間

【出典】総務省情報通信政策研究所「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

 また、年代別の主なメディアの利用を総務省 情報通信政策研究所「平成29年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」で見てみると、平日、休日ともに、テレビ(リアルタイム)視聴の平均利用時間が減少していく一方で、インターネットの平均利用時間は、増加傾向にあります。

 年代別に2017年の値を見ると、「ネット利用」は20代をピークに年代が上がるとともに平均利用時間も行為者率も低くなっていますが、毎年増加傾向で50代も行為率で76%を超えています。「テレビ(リアルタイム)視聴」及び「新聞閲読」は、概ね年代が上がるとともに平均利用時間が長く、行為者率が高くなっています。

図 主なメディアの平均利用時間と行為者率

※平均利用時間:調査日1 日あたりの、ある情報行動の全調査対象者の時間合計を調査対象者数で除した数値。
その行動を1日全く行っていない人も含めて計算した平均時間。
※行為者率:平日については調査日2日間の1日ごとに、ある情報行動を行った人の比率を求め、2日間の平均をとった数値である。
休日については、調査日の比率。
【出典】総務省 情報通信政策研究所「平成29年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
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